エチオピア入りして3日目、まる一日フルでメディア対応のプロモーションデイとなった。
午後2時にバンドメンバーたステイしているメロディーホテルに国営放送の番組収録にやってきた。
ホストの女性はEdomさんというのだが、彼女はFBにあげたミママキムの映像を見て、
アプローチをしてきてくれた女性だ。
ホテルのロビーをインスタントスタジオに仕立てて、インタビューを中心に番組収録をした。ちょうど、第二陣が成田で搭乗した頃だ。
今まさに撮ろうとしているとき、ロビー中に煙が充満した。
なにかと思えばコーヒーセレモニーだ。
コーヒー農園を営んでいるという方のコーヒーをぜひ味わってもらいたいとダニエルが依頼したものらしいが、ロビに藁を敷き詰め例のセレモニーを初めてしまうところが、エチオピアなんだなと実感した。
日本だったら火災報知器が鳴り響く場面だ。
国営放送の番組は僕がインタビューに答え、後ろに整列しているメンバーを紹介し、
別撮りで演奏を少し。
こちらのナンノネイを演奏するととにかく喜ばれる。
その後、同じ場所でラジオ収録。それは僕一人が別部屋で対応。
その後、アフロFMという局の生放送に臨んだ。車で揺られること20分、とにかく道が悪い。
到着したのは泥の裏通り。まだ夕方だというのに暗い。
入ると敷地は広いが学校の跡地的なたたずまいだ。そこによく見ると電波塔が立っている。あ、ここから放送しているんだなとわかる。
小さい建物の中にはブースが二つ。
両方狭い。
その一つにメンバー全員ではいり、生で演奏しインタビューに答えた。
やはりナンノネイでは彼らが感動しているのがわかる。
日本大使館での会食の際、斉田大使から、日本のルーツとエチオピアのルーツの話は「これはエチオピアでは受ける!」と何度も言っていたが、今日の三つの番組を通して、やはりそうだと確信した。
日本とエチオピアは同じルーツから来た民族だから似ているのだと。
エチオピアに来て、我々は古き日本人に再会しているという話をすると、彼らはとても感銘してくれる。
エチオピアの複雑な事情をこえて、エチオピア人の誇りと心の琴線に触れるのかもしれない。
夜バンドメンバーは伝統の踊りを披露する店に赴き、夕食をとりながらステージで演奏もして効果的なプロモーションが展開できたようだ。
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