この夜、在エチオピア日本大使公邸でのディナーに招待していただき、斎田大使による心づくしのおもてなしを受ける栄誉に預かった。
斉田大使は、常々お世話になっている城内先生のドイツ時代の同期である。
このお二方がいなければ今回のツアーは実現していない。
日本人シェフが腕によりをかけて作ったお料理が振る舞われた。
アフリカにて堪能する寿司やしゃぶしゃぶは、⽣涯忘れることのできない特別な味となった。
また、各国⼤使館への案内や広報、そしてセキュリティ対策などなど、⼤使⾃ら
劇場に⾜を運んでくださり、体制作りのためにご尽⼒くださった感謝が尽きない。
分厚い二重の門の中は治外法権。
そこは日本。
外国の只中にいながらにして、日本であることの安心と安全を味わうことができる。
在外公館でいつも思うのは「菊の御紋」の重みだ。
ちなみにこの建物は、軍事政権の革命時、人が殺された。だから噂によれば幽霊が出るらしい。
しかい斎田大使は今だにお目にかかったことがないという。そこは菊の御紋に守られた日本である。
アディス・アベバの歴史的劇場である「ナショナル・テアトル」で開催されたメインのイベントでは、⼤使館からは6名、劇場から4名、連邦警察から2名の警備担当者が会場を守って下さったことにより、招待に応じで来場された各国⼤使の⽅々を含め、盗難などの危険な状況に遇うこともなく、平和のうちにイベントを終えることができた。
⻫⽥⼤使にはオープニングのスピーチも頂戴し、国際交流基⾦⽀援事業としての⽂化交流イベントに相応しい格式を保つものとなった。
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